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ジョーカー本田圭祐!川島を擁護!あえてね笑

 【カザン(ロシア)25日=久保武司】W杯ロシア大会で2大会ぶり3度目の決勝トーナメント進出に王手をかけているサッカー日本代表(FIFAランキング61位)は、28日午後5時(日本時間同11時)開始の1次リーグH組最終戦(ボルゴグラード)でポーランド(同8位)と対戦する。歴代日本代表で最低だった下馬評を覆す快進撃に、列島からは称賛の声が贈られている。ただ一人のカヤの外がGK川島永嗣(35)=メッス。ネット上でミス連発をとがめられ過酷なバッシングを浴びているのだが、あの男は川島を擁護している。

 「僕はね、割とたたかれるの、ホントに感謝している部分があるんで、楽しんでいる部分もあるんですけど。そうじゃない人もたくさんいるから、それはちゃんとみんなが守ってあげないといけないと思っている。メディアの皆さんもね、そこの上げ下げを楽しむのは、僕だけにしておいてほしいな、というふうに思いますね」

 MF本田圭佑(32)は24日のセネガル戦(エカテリンブルク)を自身の起死回生の同点ゴールで引き分けに持ち込んだ直後、そう訴えた。

 批判はすべてオレが引き受ける。チームメートには手を出さないでくれ。口調こそ淡々としていたが、熱い男気あふれる内容だった。

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 いま、SNSなどを通じて誰よりも批判にさらされているのが川島だ。

 1次リーグ初戦のコロンビア戦(サランスク)でも細かいミスが目立ったが、セネガル戦では決定的な失態があった。

 前半11分、真正面に飛んできたシュートをキャッチせず、不用意にパンチングして、目の前に詰めていた相手FWマネへパスする格好に。難なく先制ゴールを献上した。

 騒然とするスタジアム。険しい表情の同僚。嫌な空気が立ちこめた中、ここでもベンチスタートの本田が立ち上がり、ピッチの仲間に向かって“落ち着け、落ち着け”と2度手で制するジェスチャーを見せた。

 だが、川島へのバッシングは思わぬ形で火の手が広がる。ツイッターなどで、FW大迫(ブレーメン)の代名詞「大迫半端ないって」をもじり、「川島それはないって」との言葉が拡散したのは、まだいい。

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 ネット上の百科事典で無料で閲覧、書き込みができる「Wikipedia(ウィキペディア)」が、川島のミスを揶揄する書き込みで“炎上”した。

 セネガルに先制を許した10分後には、川島のプロフィル欄が「セネガル代表」に書き換えられ、名前が「ロケットパンチ川島」、肩書が「ボクシング選手」と悪のりが続いた。「パンチングによるゴール献上を得意としている」といった辛辣な中傷など、200回以上も延々と陰湿な“編集”が続いた。

 ついにウィキペディア側は、川島のページを保護ページに設定。書き込みができないように制限したほどだ。

 世界のサッカーファンもツイッター上で「W杯最低のゴールキーパー」「カワシマは大災害だ」「メルシー、カワシマ」と英語やフランス語で書き込み、国際的なマツリ状態に陥った。

 そんな中、“地獄に仏”のような本田の言葉。というのも、これまでインターネット上で誰よりもたたかれてきた日本人サッカー選手が、他ならぬ本田だった。

 ハリルホジッチ前監督の電撃解任に際しては、本田が日本協会側に直訴した結果と取り沙汰され、「もう日本代表に要らない」など“本田不要論”が噴出した。

 それが、コロンビア戦で大迫(ブレーメン)の決勝点をアシストし、セネガル戦で決勝ゴールを挙げると、途端に「これまですんませんでした!」「やっぱり持ってる」「結果を出す男」などと絶賛コメントであふれた。

 そんな手のひら返しにも、本田は慣れたもので、どこ吹く風だが、仲間が“袋だたき”にあっている姿は黙ってみていられない。

 「結果だけを見るんじゃなくて、それは僕だけじゃなくてね、ここの代表にいる連中っていうのは、出てないメンバーも含めて、ホント、日本人が想像もできひんような努力をしてきて、この場にいる」と訴えた。

 いつも挑発的な言動を繰り返し、チーム内で浮いているかのような本田だが、「圭佑はあえてヒール役を引き受けてくれている。メディアを相手にきついコメントをしたりしているけど、チーム内部では圭佑が一番の“いじられキャラ”ですよ」と主将の長谷部が証言する一面もある。

 ちなみに、いまネット上では「本田△」の文字が頻繁に登場し、「大迫半端ないって」に匹敵する流行語の様相を呈している。本田、三角形、つまり「本田さん、カッケー(カッコイイ)」と読むそうだ。

 本田はこの日、自身のツイッターに突然、歌手のマイケル・ジャクソン(2009年6月25日死去)の写真を掲載。「今日はマイケルが亡くなった日なんです。そして彼は僕のアイドルだったので」「彼は何を想ってあれだけの活動をしてきたのか、直接聞けないのがただただ残念です」などとつづり、批評されるだけでなく自らネット社会に攻め入っている。

 誹謗中傷はともかく、ミスの多い川島を別のGKに代えるべきではないか、という冷静な議論はあっていい。もともと批判の声があることも承知の上で、川島の豊富なキャリアを買って2試合連続で起用した西野朗監督の決断はいかに。

zazaka